2017/08/08

20170728 富士登山競走(山頂コース)


4:09'02
スタート 0:00'25 - 富士浅間神社 0:13'49 - 中ノ茶屋 0:38'15 - 馬返し 1:03'29 - 三合目 1:27'07 - 五合目 2:01'08 - 七合目(花小屋) 2:36'53 - 八合目(富士山ホテル) 3:36'24 - ゴール 4:09'02





今年も富士登山競走に参加してきた。
毎年毎年高い高い富士山の壁に打ちのめされ、遂に今回で6回目の挑戦となった。はたから見ると、正直「まだやってんの?」状態ではある。。



過去の結果は以下の通り。

① 2012年 五合目コース 2:19'40
② 2013年 山頂コース 八合目DNF (五合目通過 2:14'55)
③ 2014年 山頂コース 八合目DNF (五合目通過 2:15'41)
④ 2015年 五合目コース 2:00'14
⑤ 2016年 山頂コース 五合目打切 1:57'28



振り返れば2013年、2014年の惨敗を経て、「このまま同じアプローチを続けても完走できない!!」という危機感を抱き、2015年にはBブロックゼッケンを獲得するべく五合目コースをやり直したこともあった。

そして、満を持して臨んだ昨年は・・・なんと天候不順により五合目打ち切りである。
たぶんあの時、"Oh!! MY GOD!!"と天を仰いだと思う。


そして今年。
今回山頂に立てなかったら、もう富士山には縁がなかったと思って諦めるしかないな・・・という思いを少なからず抱きながら、カオスなBブロックに並んだ。

そういえば、前日北海道出張の際に攣った脹脛は、どうにか大丈夫そうで一安心である。(※電気風呂で身体ほぐそうとして自爆。みなさん気を付けましょう。)



号砲が鳴り、スタート直後は周りの流れが速すぎるが、マイペースを貫く。心拍計は装着していないが、感覚を信じて走る。今回はスタートダッシュしないと心に決めていた。


中ノ茶屋までは抜かれ基調だったが、ここから徐々に失速気味のランナーを拾っていく展開。
ここで失速するようでは、あっという間に貯金を使い果たしてしまうだろう。個人的には中ノ茶屋から本気出すくらいの意識でちょうど良いと思ってる。


馬返し手前の最も傾斜がキツくなる部分は歩いた。
決して走れなくなったわけではなくw、ここでジェルをしっかりと補給し、スムースに馬返し以降のトレイル区間に突入するためである。

一般論として馬返しまで走り切れと言われているが、正直ギリギリ完走狙うだけなら、ここは無理して走り切って心拍を上げる必要はないと思う。(ただし、馬返しまで走り切れる力を持っていることが前提ですが。)


馬返しからは集団の流れに乗るだけ。
バテていたり、登るのが遅いランナーをするする抜いて隙あらば前へ前へ。でも無理はしない。
昨年は浸透枡上等でガシガシ突っ込んだが、今年は保守的な登りである。
だって、どうしても完走したかったんだもの・・・(笑)


二合五勺の給水所で空のソフトフラスクに水を補給。中にはメダリストが入っている。ロード区間では給水所での補給で十分だが、山岳区間からはいつでも水分補給できる環境に身を置きたかった。
実際走り始めて、今年は湿度が高く、特に意識して水分補給する必要があると感じていたので良い作戦だったと思う。


五合目通過は2時間1分。昨年より4分ほど遅いが、ほぼ想定通り。
ここまではすこぶる順調だ。しかし、ここから先は苦手意識しかない鬼門区間。心して掛からねばと気持ちを新たにする。

五合目以降で意識したことは、やっぱり淡々と登ること。結局やることはここまでと変わらない。五合目通過タイム的には、完走ラインには乗っているはずなので集団の流れに遅れを取らなければ自動的に山頂まで連れて行ってくれるはず。この状況が随分と気持ちを楽にしてくれたと思う。


岩場区間はガシガシ登ると心拍上がっちゃうので、無茶な追い抜きを避ける一方で、砂礫区間で追い込むスタンス。
これが功を奏したのか、かなり感覚的に余裕があったので、山小屋のフラット区間はしっかり走れて気が付けば八合目関門の富士山ホテルを3時間36分で通過。


もう完走は間違いない。あとは自分との闘い。
SUB4は厳しいが4時間10分はイケるか・・・?


未踏の本八合目以降は多くの一般登山者による声援の後押しを受けながら一歩一歩確実に進む。
この辺りの時間帯だとゴール制限時間に余裕があるため、あんまり急ぐランナーはいない。
それでも自分は最後の石段をピョンピョンと駆け上がり(余力残しすぎたか!?)、遂に念願のゴールへ!


一週間前に富士山山頂でガッツポーズを練習しておいたくらい、イメトレは十分積んでいたのだが、やはり実際に山頂へたどり着いてみると心が揺さぶられる。
※(参考)本番一週間前のイメトレの様子

共に闘った大勢のランナーからの熱い声援は、富士登山競走でしか味わえない感動に変わる。

そしてすぐさま応援される側から応援する側へ。
制限時間ギリギリまで次々とゴールに飛び込んでくるランナーを迎えながら、また来年もこの場所に立ちたいと強く思った。


完走するまで6年掛かった。
そりゃもう、苦労した甲斐があったと本当に嬉しかった!!


しかし、富士登山競走の呪縛(?)から解放された今、ホッとした気持ちと、もっとやれただろう?というモヤモヤした気持ちが同居している。
また来年もあのスタートラインに立っているんだろうなぁ。。。



<Gear List>

Actinium SL / Arc'teryx
Skinmesh SL / Finetrack
腹巻 / Montbell
Nine Trail 5" / Patagonia
Armcover / Finetrack
Neutro Visor / Arc'teryx
VaporKrar Waist Belt / Nathan
ソフトフラスク / Nathan
アミノダイレクト
ジェル×2


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