2017/05/25

20170520-21 彩の国100mile

26:53 (106km地点DNF)
North Stage 9:59
South Stage 16:24
South Stage -:--




昨年の第1回大会では完走者0人という伝説を残した「トレニックワールド100mile in 彩の国」に参加してきた。

主催者側も前回の反省をふまえて(?)、制限時間が2時間延長され35時間に、途中の関門に至っては106kmまで関門ナシにするという大盤振る舞い。
その結果、106kmの関門時間を4時間53分オーバーでのDNFとなりましたw

彩の国100マイルのコースは51kmのNorth Stageと、55kmのSouth Stageで構成されており、North + South + Southと計3つのループで構成される周回コースのレイアウト。
里山の低山ながら、強度の高いアップダウンを強いられる想像以上にハードなルートであった。



■North Stage


9:59
A1くぬぎむら体験交流館(12.8k) 2:06 - A2慈光寺(18.9k) 3:10 - A3堂平キャンプ場(28.7k) 5:42 - A4飯盛峠(39.1k) 7:59 - A5ニューサンピア(51.0k) 9:59




100マイルの部のスタートは7時。天気予報によると、今週末の秩父地方は両日とも30度を超える陽気になるそうだ。先が思いやられる。

暑さ(陽射し)対策としては、サングラス、キャップ、日よけスクリーン、アームカバーの4点セット。これはCCCの時の経験を活かして、ほぼ同じウェアリングとした。
アームカバーは暑いんじゃない?と思われるかもしれないが、水で浸しておくと腕がヒンヤリするので使い勝手がよいです。風を感じたければ捲っておけばいいし。
と、そんな感じでバッチリ準備していたので、意外と暑さを苦にはならなかった。ただし、顔が塩まみれになっていたのは気になっていた。これは良い汗のかき方ではないな、と。脱水症状には気をつけなければ。


スタートはほぼ最後尾。
今回は初めての100マイルレースなので、ペース配分をどうすればいいのかわからないけど、とにかく歩き続けてペースを維持することが大事だと思っていた。
そして、それを実現するために今の自分ができることは、「登りは頑張らない(エネルギー温存)」ことと、「下りは走らない(筋力温存)」こと。常にこの2つを頭に入れてマイペースを貫いて淡々と走っていたら、くぬぎむら体験交流館に到着したのは2時間6分。
余談だが、関門時間が撤廃されてなければここで失格でしたね・・・ラッキーだね!笑


結果的には、このレースを完走するにはペースが遅すぎた(North Stageは8時間程度で通過するくらいでないとダメっぽい)のだが、この暑さの中で上手くコントロールできていると思っていたし、今の実力ではこれ以上ペースを上げたら確実に潰れるだろうという気もしていた。

North Stage最大の難所である笠山の登りものんびりとこなし、少しずつ調子が出てきたかなと思っていたが、基本一人旅で、みんなどんだけ先に行っちゃったんだ・・・と少々不安になるものの、他人を気にしていても仕方ない。淡々と前に進むのみである。


ニューサンピアに戻ってきた時には、少々脚に張りがあるものの、疲労もあまり感じていなかったので余裕を持ってSouth Stageに突入することができた。



■South Stage


16:24 + 0:30(A5滞在時間)
A6桂木観音(58.0k) 1:27 - A7高山不動尊(66.5k) 3:32 - A8竹寺(76.6k) 6:36 - A9吾那神社(87.3k) 11:52 - A10桂木観音(97.8k) 15:01 - A11ニューサンピア(106k) 16:24




North Stageは設定ペース通り10時間と、ここまでは順調すぎるほどだったが、装備の入れ替えをモタモタとしていたらあっという間に30分経ってしまった。本当にあっという間の30分ビハインドである。

ここから時間を意識し始めたことと、2時間遅れでスタートした100kmの部の上位陣が続々と迫ってきたことで、いよいよマイペースで居られなくなってきた。
そして、焦る気持ちとは裏腹に、30分のビハインドは縮まらないどころか更に遅れ始めているという、、、
South Stageにおける最初の大きな登りである関八州見晴台を登りきったところで、こりゃ関門時間に間に合わんなと悟り、リタイアを決意して高山不動尊エイドへ。

のんびりと美味しいそうめんを啜りながら、リタイアする手段を確認していたが、どうやら最寄の西吾野駅から越生駅まで戻る最終電車に乗ることは絶望的とのこと。
ならば飯能あたりまで出て、ホテルに泊まり、翌朝越生へ戻るプランも考えたが、リタイアするのにそんな優雅にお金を費やすなんて許されない。リタイアは却下!という結論に至った。
まぁ身体は動けるのでレースは継続することに。既に完走は諦めていたけれど。。。


そして、続く西吾野駅から子の権現へ至る登り。レースを走ることの目的を失い、最も苦しかったセクションかもしれない。
延々と続く登りにウンザリし、続々とやってくる100kmのランナーに道を譲り、なんだか胃の調子も悪くなってきた。

やっとのことで子の権現に到着し、目撃したのはベンチを埋め尽くすエマージェンシーシートに包まる戦友たち。
これを見てプツンと何かの糸が切れた気がした。とりあえず少し先にある竹寺エイドまで進み、自分も遂に地面に寝転んでしまった。


少し休めば胃の調子も回復して、再び走れるようになるかなと思い、結局ウトウトと1時間半ほど倒れ込んでいたようだ。
身体も少し楽になったので、今からゆっくり進み続ければ、電車が走り始める頃に東吾野駅に着くかな。そこから電車で越生に戻ろう。
そんな感じで再びリタイアを決意したのであった。(4時間ぶり2度目)


東吾野駅へ辿り着くには、大高山と天覚山というピークを越えなければならないのだが、正直甘く見ていた。激登りと激下りのオンパレード。走るとか言ってる場合じゃない!

しくしくと涙目になりながら天覚山に到着した頃に遂に夜が明けた。そして、この時点で最終ループ関門時間である22時間を超えたということを意味していた。


東吾野駅手前のベンチに腰掛けて、のんびりとおにぎりを2個食べながら、改めてリタイアについて考えてみたが、まだ動けるなら先に進めばいいんじゃね・・・?ということになり、優柔不断ながらもやっぱりニューサンピアまで進むことを決心した。朝を迎えてメンタルも上向きになったようである。

吾那神社エイドからは徐々に調子が回復してきて、妙に走れるようになってきた。ここまで抜かれっぱなしだった100kmのランナーを逆に抜き返す気持ち良い展開に。
桂木観音エイドからニューサンピアまでのラスト8kmはかなりぶっ飛ばして、区間2位で走り切ってしまう始末。
その余力があるなら・・・(以下略

こうして関門時間を5時間近くもオーバーしてニューサンピアへ帰還し、そこで私のレースは閉幕したのでした。


結局、100マイルの部で完走したのは165人中たった15人。
このエグいSouth Stageをもう一周なんて考えられない!完走した方々は本当に尊敬するしかありません・・・



レースを終えて、この100マイルレースにエントリーしたのは本当に身の程知らずだったとしか言いようがない敗北感で一杯です。
ただ、このえげつないレースを経験して、100マイルを完走してみたいという気持ちがより強くなったことも事実。
走力、補給テクニック、メンタル。しっかりとトレーニングして、またリベンジしに帰ってきたいと思います。(来年リベンジするとは言ってない)


<Gear List>

Nike Trail T
Skinmesh SL / Finetrack
5pocket shorts / 山と道
sun screen / montbell
urban galaxy / float
Activeskin arm cover / finetrack
wind river hoody / teton bros.
minimus smock / montane (出番なし)
strike pants / TNF(出番なし)
minimalist pants / SHMW
power grid hoody / teton bros.
Hungerknock cap

Terra Kiger 4 / Nike
Hot weather Running / Drymax
Terra Claw / inov8 (デポ使用せず)

teton bros. T (デポ着替え)
Airborn Chimney / Houdini (デポ着替え)

Rush 7 / PaaGo Works
Purist Bottle ×2

Reactik+ / Petzl
SG325 / Gentos
ファーストエイドキット
エマージェンシーブランケット(お世話になった)
携帯トイレ
熊鈴
ポイズンリムーバー
ゴミポケット
補給食
携帯電話
財布
予備電池
地図




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