2017/10/02

20170916-17 Shinetsu Five Mountains Trail 100mile


17:58 (※コース短縮のため102k)
1A 菅川(19k) 2:13 - 2A バンフ(24k) 3:21 - 3A 赤池(37k) 5:50 - 4A アパリゾート上越妙高(56k) 9:23 - 5A 国立妙高青少年自然の家(71k) 12:12 - 6A 赤倉(89k) 15:22 - 7A 黒姫(102k) 17:58





待望の100mileコースが新設された今年の信越五岳は、あいにくの台風の影響でコース短縮という措置が取られた。(黒姫エイドまで。100mileの部→102km/110kmの部→52km)

コース短縮の知らせを受けて、一時はモチベーションがひどく低下してしまい、DNSも視野に入れていたが、天気予報を見ると土曜夜の内は台風の影響が少なそうだったので、アシスタントと相談してとりあえず現地に行くことに決めた。
ちなみに、コース短縮の発表が20時近かったため、あれこれ考えている内にレンタカー屋とJRみどりの窓口の営業時間が終了してしまった。おかげで冷静に考える時間ができたのは結果的にはラッキーだったのか・・・(笑)


何はともあれ、無事スタートラインへ。


○Start→2Aバンフ(24k) 338位

100mileのスタートは土曜日の19時30分。110kmの部のウェルカムパーティが終了したタイミングでスタートとなる。
案の定、ものすごい盛り上がりで、そんな中スタートできるなんて気分がめちゃくちゃ高揚する。ただ夜なので、誰が誰だか全くわからなかったけど・・・(笑)

もみくちゃゾーンを過ぎると、落ち着きを取り戻すが、コース短縮のせいか皆ペースが早い気がする。自分は100mile走るつもりで黒姫まで走るプランだったので、淡々と。序盤の林道の登りも110kmだったら走れるポイントだが、今回はテクテクと歩いた。

菅川エイド(1A)をスルーし、斑尾山を登りきり、バンフ(2A)へと下っていくが、どうも体調がよろしくない。
スタート直前に食べた山賊焼が良くなかったのか・・・色々思いを巡らせながらエイドに到着した。
ペースはゆっくりなので脚は問題ないが、なんか気持ち悪い。

アシスタントに「体調良くないわ〜」と伝え、台風も近いし無理せずリタイアしようかな・・・とテンションが下がっていたのだが、コーラをガブガブ飲んだら少し前向きな気持ちになったので、レースを継続することにした。


○2A→4Aアパリゾート上越妙高(56k) 282位

バンフを出てしばらくすると、一旦110kmのコースから外れ、10月に開催される斑尾50kのコースを逆走する形で毛無山を登っていくルートとなる。これがまた細かいアップダウンで地味にしんどい。明るい時間であれば素敵トレイルなのだが、ただただ辛い。


毛無山を越えてからも地味な登りが続いて、ようやく赤池エイド(3A)に到着。
赤池エイドを過ぎると、110kmコースである袴岳の登りに合流する。袴岳を淡々と越えると、長い林道の下りを経て、再び110kmコースとお別れ。ここから100mile用の新コース。


早速「無理矢理道作りました」感のある関川沿いをひた走り、今度は神社の裏山みたいなところを登っていく。これを越えればアシスタントポイントでもあるアパリゾート上越妙高(4A)だ。

ただし、ここの登りが超しんどい。登れども登れどもピークは見えず、袴岳から下ってきた分を全て登り返すくらいの心構えが必要な、完全にノーマークの難所である。言うなれば「裏山ってレベルじゃねーぞ!」である。


そんな登りと対峙した自分はというと、、、
「そろそろ雨降ってくるんじゃね?雨降ってきたら危ないからアパでキリよくリタイアだな!」と案の定メンタルを折られてしまい、トボトボと歩を進める展開。


が、アパリゾートに到着する頃にちょうど空が白み、夜が明けてきた。そして、なんだか雨は降らなそうな空模様・・・


エイドでアシスタントと合流して、まず一言目に「天気予報どうなってんの?」と聞いたところ、日中は天気持ちそうとのこと。
なんだって・・・これはリタイアする理由を失ってしまった。


この56k地点は今回コース短縮により、ドロップバッグポイント(本来は黒姫)と、ペーサーのスタート地点(本来は黒姫)でもあるので、賑わっていた。
自分はあくまで100mileのシミュレーションという位置付けのため、ドロップバッグを置かなかったので、特に装備の入れ替えもせずエイドを出発。


余談だが、このアパリゾート上越妙高を10時間(関門時間は12時間)というのが完走ラインの目安らしい。
ここまで一応ライン上には乗ってるようだ。100mileでもこのくらいのペースで来れそうなので、次回に向けて目安となる良い参考タイムになりそうだ。


○4A→5A国立妙高青少年自然の家(71k) 236位

夜が明けると、身体が目覚めるというか、急に元気になるので、少しずつ調子も上向きに。やはり夜は寝る時間だよね。夜更かしは身体に良くない。


アパリゾートから国立妙高青少年自然の家(5A)までは、大きな登りはなくアスファルトが多めな繋ぎ区間。ここは結構走れるのでタイムの稼ぎどころかもしれない。


調子が戻ってきたのでペースアップして進むが、自分の時計で71kを超えても全然エイドが見えてこない。ボトルの水も枯渇し、ウンザリしはじめたところでようやく到着した。


エイドでアシスタントを探したら、原っぱで気持ちよさそうに昼寝していた。
確かに昼寝したくなる気持ちがわかる穏やかな陽気である。台風どこ行ったんだろう・・・?


ここまで今回のレース参加者の中でTOP5に入るんじゃないかというくらいの厚着で走ってきたので正直暑かったが、脱ぐのが面倒でここまで意地張って来てしまった。
序盤の不調はこの厚着のせいだったのでは?という疑念を抱きながら半袖に着替える。。。


出発の準備をしていたら、なんとペロさんに声を掛けられた。ペロさんは今回ペーサーとして参加していたのは知っていたが、まさかここで会うとは!

「後から追いかけますね!」と伝えて、"ヤマカミブラザーズ"とは一旦お別れ。
兄弟で一緒に走るなんて素晴らしい・・・。

自分も巻き気味に仕度を済ませて、早々に出発。


○5A→6A赤倉(89k) 191位

エイドを出てからは、前を行くヤマカミブラザーズを追いかけるべく、猛プッシュ(笑)
が、そこまで離れてなかったので、すぐに追い付いた。
ここまでの調子だったり、今後のレースの予定だったり、世間話をしながらゆっくり進む。リフレッシュという意味では、ここでかなり気が紛れたかも。


藤巻山手前の林道で突如大雨が降ってきたところで、ペロさん達とはお別れ。というか、気が付いたら千切っていた。。。
まぁ、また追いつかれるかもしれないし、とりあえず進んじゃおう!と再びペースを上げて藤巻山を登っていく。


藤巻山を越えると、ここからはゲレンデ区間に突入する。いくつかのゲレンデを跨ぐように登ったり下ったり。

割と元気な自分はゲレンデの登りは苦にならなかったが、結構しんどい区間だと思う。
特に赤倉エイド(6A)手前のゲレンデ(チャンピオンコース)直登がエグかったが、クネクネと草刈りされていたところに気休めの優しさを感じたw


それにしても、この100mileの新ルート、全然信越五岳らしくないじゃないですか・・・
ヒロキイシカワの言う"走れるコース"について深く考えさせられるゲレンデ直登であった。w
※どうやら"(俺なら)走れるコース"という意味だった説が有力です。


直登を登り切ると、今度はゲレンデ一気下り。
なんか無理矢理標高稼がされてる感はあるが、下り切ればエイドだ。

赤倉エイド手前から再び激しい雨風に見舞われる。
身体を冷やしたくなかったので、温かいうどんを一杯いただいて、早々にエイドを出発。

○6A→7A黒姫(102k) 173位

赤倉エイドを出発すると、妙高高原自然歩道を進む。雨は酷いが、快適なトレイルだ。
その後、いくつかスキー場のゲレンデを横切る形で進んでいく。


95kあたりで関川に出て、110kmコースと合流する。
「え、そんなところから出てくるの!?」と110kmのランナーに言われるくらい突然の合流。笑
ここからは知ってる道。そして、あと少しで今回の信越五岳は終わりだ。
恒例の宴会隊私設エイドで冷たいフルーツをいただき、気合を入れる。


時計を見ると、ギリギリ18時間を切れるか切れないか際どいところ。これは出し切るしかない。
黒姫までのダウンヒルをかっ飛ばし、SUB18に駆け込み乗車!なんとか間に合った・・・


ゴール後はカレーのルゥ(なぜか米が無かったw)をいただき、早々に黒姫を後にし、コンビニで夕食とビールを買い込み、後泊の赤倉温泉へ退散。
本来ありえなかった時間に宿に入れたので、名湯を満喫することができました・・・(笑)


ちなみにその日の夜に台風が直撃し、妙高も暴風雨に見舞われたようだ。
通常通り開催していたら、やはり(さすがに)ダメだったね。
今回は本当に天が味方してくれた神懸かり的な大会運営だったように思う。


○まとめ

自分のレースを振り返ってみると、二度ほどリタイアの葛藤があったが、無事黒姫までたどり着けた。
また、上り調子に黒姫まで到着できたことで、100mile完走は割と現実的な感触を得た。
ただ、制限時間の余裕は全くなさそう・・・当初設定していた24hとか自分の走力ではムリw


関門時間の観点で考えると、やはり黒姫までが厳しい。
アパリゾート上越妙高をギリギリで通過すると、おそらく黒姫関門に間に合わないので、"アパリゾートを10時間"というのは妥当な見方だと思う。

そして、黒姫以降は110kmコースの完走ギリギリペースで進めばよいわけなので、今回みたいに黒姫に18時間くらいで到着できれば結構余裕が出来ると思われる。


来年こそ信越五岳100mileを完走できますように!



<Gear List>

Power Wool Grid Hoody / Teton Bros.
スキンメッシュ長袖 / Finetrack
腹巻 / Montbell
5pocket shorts / 山と道
Tsurugi Jacket / Teton Bros.
Teton T
Buff
SHMW Cap / Workrown

Timp Trail/ Altra
Drymax socks

VaporKrar Waist Belt / Nathan
AK Vest / Ultimate Direction
Purist Bottle(麦茶)

Trail Butter
チョコようかん
ジェル
アミノダイレクト

レッドブル(サポート)
麦茶*4(サポート)
豆乳*2(サポート)



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